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日本はビニール傘大国?お気に入りの傘ではじめるSDGs

今年も梅雨の季節がやってきました。やっと緊急事態宣言が解除されたかと思ったら今度は雨続きの日々… とがっかりされている方もいらっしゃるかもしれません。雨の日は、服や靴が汚れないよういつも以上に気を使ったり、髪型が湿気で崩れてしまったりと、お出かけするときに少し気分が落ちてしまうことも。

そんな日でも「雨だからあの傘が使える…!」と思うことができたら、晴れやかな気分になれる気がしませんか? 今回は、日本の傘事情と大切にしたくなるMy傘のお話をしたいと思います。

日本の傘消費量はどれくらい?

皆さんは、日本でどれくらいの傘が消費されているかご存知ですか? 日本洋傘振興協議会の調査によると、日本では年間1億3000万本もの傘が消費されているそう。日本の総人口が1億2590万人(令和2年5月)なので、一見すると人口に見合った結果?とも思いますが、「年間」ということは、毎年1人1本以上の傘を捨てていることになってしまいます。実はこの1億3000万本のうち、なんと8000万本が使い捨てのビニール傘なのです。そして、日本はビニール傘の消費量が世界一とまで言われています。

「ビニール傘でもずっと大切に使えばいいんじゃない?」と思われるかもしれません。確かにそれも一理あります。ただ、ビニール傘は愛着が生まれないせいか大切にされていないのが現実です。ウェザーニュースの調査では、日本国内の遺失物の31%が傘で、拾得数に対する遺失物届け数の割合はわずか1.8%という結果が出ています。これは、『傘=安価なビニール傘=使い捨て』という意識が多くの人の中で定着してしまっている証拠だと思うのです。

あなたにとって大切にしたくなる傘は?

粗末に扱わずに長く大切にしたくなるような傘… そう考えたときに、皆さんはどんな傘を選びますか? 私は「せっかくなら日本製の傘や環境問題に取り組んでいる企業の傘を応援したい!」と思っています。

日本の伝統工芸傘を選ぶ

小宮商店さんは、1930年の創業当初から “末永く使える傘づくり” をずっと続けているお店です。1日4〜5本ほどしか作れないという手作りの傘には、受け継がれた伝統技法、職人さんのこだわりと想いが詰まっています。

©小宮商店(HPより抜粋)

こちらの「絹裏縞―きぬうらしま―」は、東京都の伝統工芸品に認定されている傘で、小宮商店さんの商品の中でも一際特別な存在感を放っています。お値段は張りますが、「伝統工芸を纏う雨の日」はそれだけで雨が待ち遠しくなってしまいそう。

©小宮商店

小宮商店さんには華やかな色合いの傘もたくさんあります。私が特に今気になっているのがこちらの「伊砂文様」シリーズの傘。

©小宮商店

伊砂文様とは、昭和20年代より伊砂文様研究所(伊砂久二雄創設)によって生み出された文様(図案)で、70年近く経った現代でも人々を魅了し続けています。表裏で異なる文様もそのコントラストが美しく、見ているだけでわくわくしてしまいます。このシリーズは折りたたみ傘もあるので、日常使いはもちろん旅先などでも活躍してくれそうです。

<小宮商店HP>
<Amazonでのご購入>

環境問題に取り組んでいるブランドを選ぶ

国内シェアNo.1の傘ブランドWaterfrontは、使い捨てのビニール傘消費量の問題を深刻に受け止め、SDGsの観点から折りたたみ傘の携帯習慣を啓発する取り組みをしています。

この絵本もそのひとつ。すぐに捨てられてしまう “ビニール傘の目線” で、傘の使い捨てや海のゴミ問題を子どもにもわかるよう優しく描いてくれています。

絵本の中に出てくるたくさんのゴミを食べてしまったクジラを見て、ノルウェーの入り江に迷い込んだあるクジラのニュース記事を思い出しました。

「ゴミ箱を開けているような気分になりました」

これはそのクジラの胃を調査した方が口にした言葉です。このニュースはほんの一例で、海の中には人間が出したゴミで苦しんでいる生き物たちがたくさんいます。私たちがゴミをもっと少なくできていたら、このクジラも病気で苦しまずに済んだかもしれない… そう思わずにはいられません。

©Waterfront(HPより抜粋)

Waterfrontの折りたたみ傘は、薄くて軽いので昔から旅行の定番アイテムにしていましたが、ただ傘を作って販売しているだけではなく、こうして環境問題に真剣に取り組んでいることを知ると、より応援したくなります。

<WaterfrontHP>
<Amazonでのご購入>

お気に入りのMy傘を見つけよう

長く大切にしようという気持ちで選んだ傘は、きっとあなたのお気に入りの一本になるはず。まだビニール傘を使い捨て感覚で使っている方は、ぜひ今年こそ大切にしたくなる傘を見つけてくださいね。また素敵な傘ブランドを見つけたらECOREで紹介していこうと思います。