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小さなことから少しずつ。すぐに始められる地球に優しい生活

「SDGsやサステイナブルについてなんとなく理解できても、結局何から始めたらいいのだろう…」

私も最初は何をしたらいいのかよくわからずにもやもやしている時期がありました。今思うとそのときは「完璧な生活」(プラスチックゼロとか)をイメージして自分でハードルを上げ、逆に手つかず状態になってしまっていたのかもしれません。

でもあるときふと、「大きなことをしようとして、小さな一歩さえ踏み出せないでいるなんて意味ないじゃない」と気が付いたのです。

そして、もしかしたら少し前の私みたいな人もいるかもしれない…!と思ったので、今回は「環境問題に関心はあるけれど何から始めたらいいかわからない」という方がはじめの一歩を踏み出せるような、とっても簡単な地球に優しい生活のアイディアをご紹介していきます。

この記事の目次

  1. エコバッグを持ち歩く
  2. マイボトルを使う
  3. フードロスを減らす
  4. 減らせるプラスチックゴミがないかチェックする
  5. すぐに捨てない / すぐに買わない
  6. 適切な移動手段を選択する
  7. ゆとりある生活を心がける

エコバッグを持ち歩く

ECOREの読者の皆さんにとっては定番中の定番かもしれませんが、この持ち歩くというところが意外とひとつのハードルで、習慣化されるまで結構時間がかかるんです。「よし、お買い物行くぞー!」というときはもちろんエコバッグを持参しているのですが、外出先でふらっとスーパーに入ったときなど予定外のお買い物時に、「あ…今日エコバッグ持ってない…」としょぼんとしてしまうことってありますよね。とほほーとならないためにも、何があるかわからないから常にエコバッグは持ち歩く!という強い気持ちを持って、無駄なレジ袋を1枚でも減らしていきましょう。

そして、もしやむを得ずレジ袋を買ってしまった(もらってしまった)場合でも、持ち帰ってからすぐにぽいっと捨てずに、最大限活用してから捨てるように心がけてほしいのです。もちろんレジ袋は使わないのが一番ですが、はじめから完璧を目指しすぎると挫折してしまうこともあるので、長く長く続けていけるように、自分のストレスにならないペースを探しながら取り組んでみてくださいね。

マイボトルを使う

エコバッグ同様マイボトルも定番ですが、カフェで周りを見渡してみると、まだまだプラカップで飲んでいる人の方が多いように思います。人によっては「仕事用の鞄にはマイバッグを入れるスペースがない」「資料がたくさん入っているから溢れたら困る」など、持ち歩けない理由もあるかもしれません。しかし、そういうときは注文時にマグカップに入れてもらうようお願いすることもできますし、今は便利な折りたたみのボトルも販売しています(おすすめのマイボトルはまた別の記事で詳しくご紹介しますね)。

 

そして、あまり知られていませんが、実はコンビニコーヒーもお店によってはマイボトル持参OKなんです。マイボトルに関してセブンイレブンは少し遅れをとっている印象ですが、ローソンはいち早く対応していました(しかも嬉しい割引付きです…!)。

マイボトル持参OKなコンビニ

ローソン:マイボトル持参でマチカフェドリンクが全品10円引き
ファミリーマート:持参OK。割引なし。
セブンイレブン:店舗によっては持参OK。割引なし。※断られる場合もあるそうです。
(2020年6月調べ)

フードロスを減らす

「フードロス(食品ロス)」についての詳しいお話はまた別の記事で書く予定ですが、簡単にまとめると、フードロスとはまだ食べられるのに捨てられてしまう食品のこと。売れ残りや賞味期限が近いもの、調理段階で切り落とした部分や食べ残しなどがそれにあたります。

農林水産省の発表によると、日本のフードロスは年間643万トン(2016年度調べ)にもなり、一人あたりの年間食品廃棄物量は世界6位、アジアではワースト1という結果だそうです。そして、日本のフードロスのおよそ半分は家庭から出ているという調査結果もありました。

家庭のキッチンから多くのロスが出ているのなら、私たち一人一人がもっと気をつければ、この結果を良い方に変えていけるということでもあります。冷蔵庫の奥で賞味期限切れになっている食品がないか、必要以上に買いすぎていないかなど、「我が家のフードロスはどのくらいなんだろう?」と、改善できることがないか考えてみてください。

減らせるプラスチックゴミがないかチェックする

これは最初のレジ袋やマイボトルにも通じることですが、身の回りのものを意識して見てみると「あれもこれもプラスチックだ…!」とプラスチックで溢れている世界に驚いてしまいます(今まで自分が全然気にしていなかったことも…)。お買い物から帰ってきたあとに袋から取り出す食品だって、プラスチックが使われていない物の方が少ないくらいですよね。納豆や豆腐のパック、卵のパック、お菓子の包装、お味噌や調味料類も、「こんなのノープラ生活なんて無理だよぉ…」と弱気になってしまうくらい、何から何までプラスチックばかりです。

「生活からプラスチックをすべて無くそう!」と意気込むと行き詰まってしまいそうですが、マイバッグやマイボトルだけでも続けていけば大きな変化になります。慣れてきたら、容器を持参してお豆腐屋さんに直接買いに行ったり(お豆腐屋さんに喜んでもらえますよ〜)、なるべくお家でお菓子を作るようにしたり、過剰包装のものは避けてみたり、自分なりの「これならできそう!」を見つけてひとつずつ増やしていきましょう。

すぐに捨てない / すぐに買わない

街中にはファストファッションなど安く買える商品がたくさんあふれていますが、安く手に入れたものはすぐに手放しやすいのも事実。また、なんとなく買った思い入れのないモノたちも簡単に処分できてしまいます。「安いからって簡単に捨てたりはしない」という方もいるかもしれませんが、大量生産・大量消費、さらにはその裏の製作過程で苦しんでいる人たちがいる現実は、私たち消費者の選択の積み重ねが生み出してしまっているということを理解しておく必要があります。

「その服は私たちの血でできています。私たちの血で作ったものを誰にも着てほしくありません」

これはある映画の中で、洋服の製造工場で働く女性が口にした言葉です。私自身この映画を観るまで、ファストファッションの服がどのようにして作られているかを考えたことがなかったので、この言葉は本当に衝撃的でした。

「この商品はどうやって作られているのだろう」「ここに辿り着くまでの間に苦しんでいる人はいないかな」と少し立ち止まって考えてみる。それだけでも『モノを買う』ということに対する意識が変わっていくはず。そしてそれは、消費者である私たちにとって一番身近な課題とも言えるSDGsの目標【12)つくる責任、つかう責任】に通じていきます。

私は「これは長く手元においておきたい!」と思えるもの、心が動かされたもの、人にプレゼントするものは新品で買っていますが、「気分転換になにか欲しいな〜」と思ったときは、古着屋さんやリサイクルショップで探します。逆に「もう手放したいな〜」と思ったら、知人に譲ったり、世界中の子どもたちに寄付したり、古着屋さんやリサイクルショップなどに持っていくようにしています。その他にもフリマアプリなど、世の中には様々な循環の仕組みがあるので、そういうものを活用していくのもおすすめです。

適切な移動手段を選択する

この「適切な」には「無理をしない」という意味も含んでいるので、疲れていたり身体の調子がよくないときは、いかに安全で楽に移動できるかを最優先してほしいのですが、「今日は元気だよ〜!」という日には、環境に負担の少ない移動手段を選択するようにしましょう。

では、環境に負担の少ない移動手段とはなんでしょう? 国土交通省が2017年度に調査した資料によると、二酸化炭素の排出量が一番多いのが自家用乗用車、次に飛行機、バス、鉄道という結果になっていました。もちろん、目的地がそう遠くない場所であれば徒歩や自転車を選択する方がいいのですが、距離がある場合でも、自動車よりバスや鉄道(新幹線含む)を利用する方が環境に優しいことがわかります。

ドライブが大好きな私としては、環境に優しい車の選択肢がもっと出てきてくれることを願うばかりですが、片道一時間くらいで行ける場所であればなるべく歩くようにしています。真夏の気温が高い日などは熱中症で倒れてしまう心配もあるので、その日の気候やご自身の体調を考えて、無理のない範囲で環境に優しい選択を続けていくことが大切です。

ゆとりある生活を心がける

もしかしたら、これが一番大切なことかもしれなません。つまるところ、何をするにも心にゆとりがないと「やってみよう!」という前向きな気持ちになれないもの。肉体的な疲れは寝ればなんとかなりますが、心が疲れているなぁと感じた日は、とことん甘やかしてあげる時間を作るなどして、まずは自分自身を労ってあげましょう。

「午後のお茶は欠かせないわ。お気に入りのカップでお茶と庭をゆっくり味わうの」

アメリカの絵本作家で「スローライフの母」として親しまれている、ターシャ・テューダーもこんなことを言っていました。

お気に入りのカップと飲み物、大好きなおやつを用意して、ほっと一息つく時間を作る。そうして自分に優しくしてあげることは、同時に自分のまわりの人たちに優しくできる心を作ることにも繋がると思います。ぜひ皆さんも、ゆとりある生活、そして地球に優しい生活を取り入れてみてくださいね。